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日本語と英語

日本人の英語を横から聞いていると、
日本人の言語システムと思考回路が見えてくる。

主語=動詞の動作を起こす主体
動詞=結果を起こす動作
目的語=動作の対象物

英語の文法は、

主語 + 動詞 + 目的語

が基本です。

日本語の文法は、

目的語 + (主語) + 動詞

が基本です。

ですから、日本人が英語を話す時、どうしても目的語を先に出してしまう。

“The cat I saw yesterday.” 猫を昨日見かけた。
“The red hat I like.” 赤い帽子が好きです。

上の文章だと英語では名詞を修飾している関係代名詞に見えます。

A cat (that) I saw yesterday. 「昨日私が見かけた猫」
The red hat (which) I like. 「私が好きな赤い帽子」

日本語では主語はほとんど省略されるのですが、
日本語の基本的文法から言うと、動詞の前に主語が入るので、
英語でも主語と動詞の順番を間違える日本人はいません。

上のような英語ですと、アメリカ人からしてみると、
途中で文章が終わってしまっているように感じます。

日本人が、英語で受動態を使う理由が
やはり、この日本語の文法の習慣からくるものです。

どうしても目的語を始めに持って来てしまうので、
受け身での表現しかできなくなってしまいます。

「娘を迎えにいかないとなりません。」
“My daughter has to be picked up.”

どうしても、日本語の思考回路で
「娘」という言葉が先に出てしまう。
そうすると続けていくと自然に受動態の文になってしまう。
英語としては変な文章になってしまう。

なぜ日本人は、動作の対象になる目的語を主題として会話をするのか。
なぜ英語圏の人は、動作を起こす人や物を主題にするのか。

スペイン語とラテン語は、日本語と英語の両方の文法が可能です。
他の言語はどうなのでしょうか。

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日本語で使う英語

先日うちの母とのメールのやり取りで、意味の食いに遭遇しました。

私が仕事のストレスの事を書いたら、母が「そういう精神的な疲れには….」という返事を書いてきました。私は返事に「精神的な疲れじゃなくて、ストレスだから….」と言うような事を書いた。そうしたら母が「精神的な疲れ=ストレス」と書いてきたのです。

??????

一瞬そうか、と思ったのですが、よ~く考えてみるとやはり私が意味していたストレスとは意味が違う気がしてきました。

英語でストレスと言うと、精神にかかるプレッシャーであって、「疲れ」ではないのです。「疲れ」はあくまでもストレスの結果であって、意味が違う。

でも日本語では「ストレスが溜まって」と言う表現をするので、恐らく「精神的疲れ」としてストレスは使われているのでしょう。でも本来の英語のストレスはそうではないのです。

日本では多くの英語の言葉が使われています。

メディアが使い始めると新しい英語の言葉も一般人に浸透してきます。

面白い現象ですが、英語の言葉ではあるのですが、日本人にとって都合の良い意味、使われ方として、全く異なった言葉へ発展していきます。

これは言語の発達の当たり前なプロセスです。

ただ、私の様に中途半端に英語と日本語の環境にいる人にとっては、この使い分けに苦労することがあります。つまり、同じカタカナ語を日本人との会話で使った時に、お互いに理解している意味に食い違いが発生するのです。それがまさに、母とのメールで起こったことでした。

私は飲食業界で働いていますが、言語学の学位を持っていまして、今でもそちらの興味が高いです。頻繁に英語の関する話題が出て来ると思いますので、「言語」のカテゴリーを追加しました!

公園に頭

20110613-101901.jpg

いきなり、どかーーんと現れる「顔」

昨日のバーベキュー祭が行われた同じ公園。

左手に少しだけエンパイアステイトビルディングが見えます。

一ヶ月くらい前に立てられた彫刻。

不思議と静寂な気持ちになれるのは、アジア人の顔だからか?

20110613-101907.jpg

ちょっと違う角度から。

ところで、これを見た時に「デカイ顔がー」と思ったのですが、
アメリカ人だったら「huge head」と表現するでしょう。

このような首の上の部分は、英語では「頭」つまり「head」と表現し、
決して「顔 face」とは言いません。

日本語では「頭」と言うと、割と抽象的な意味の「頭」を指す事が多いですね。
「頭が悪い」と言った様な。

でも英語の「head」では、反対に具体的な身体の一部として捉える事の方が多い気がします。

この彫刻はまさに「head」であって、体の一番上にある目や耳がある部分を表現した作品です。